どうも、エウレカです。
本日はウェッジの選び方第2弾をお送りします。
第1弾の記事は以下リンクから飛べます。
golfclub100giri.hatenablog.com
第2弾は、ロフト角度、バンス(バウンス)角度、ネック長の重要性と打ち方との関係を語っていきますね。
目次
ウェッジはロフト角度で選ぶ
ウェッジのロフト角による飛距離の違いは、一般的に2度で5ヤードと言われています。
ロフト50度で100ヤード飛ぶ人なら、52度で95ヤード。
理屈では4度で10ヤードの差が生まれます。
この数字がセッティングの拠り所となりますが、その前にまずはキャディバッグに入れているピッチングウェッジ(PW)のロフト角に目を向けましょう。
目安はPWのロフト角が45度より大きいか小さいかです。
PWのロフト角が45度未満(42~44度)であれば、ウェッジを4本として組み合わせるのがオーソドックスです。
例えばPWのロフトが44度の場合。
- ウェッジ1(PW):ロフト44度
- ウェッジ2:ロフト48度
- ウェッジ3:ロフト52度
- ウェッジ4:ロフト56度
の4本といった具合です。
ロフトが少なめのPWは、フルスイングして番手なりの距離を打つのに適しています。
その流れが途切れぬよう、ウェッジを等間隔のロフトにして、基本フルスイングでグリーンを狙うセッティングにするのがよいでしょう。
一方、PWのロフトが45度以上の場合は、残りのウェッジを52度、56度(58度でもよい)あたりにして、ウェッジ3本で構成するのがおすすめです。
60度のロブウェッジを入れて4本にするのも良いですね。
ロブウェッジに関しては別の記事で解説していますので、下のリンクから飛べます。
golfclub100giri.hatenablog.com
アマチュアが多用するピッチ&ランやチップショットを打つのに適したロフトは、45度~52度あたりまでです。
それ以上になってロフトが寝てくると、球足が弱くなって球筋や距離をコントロールしづらくなります。
ピッチ&ランやチップショットは力加減で距離をコントロールするよりも、同じ力加減でロフト角の違うクラブにかえて距離を打ち分けるほうが、ゴルフがやさしくなります。
アプローチのバリエーションを増やす意味合いでも、45度~52度の間にウェッジを2本は用意しておいた方が良いでしょう。
ウェッジはバンス角度で選ぶ
ウェッジの構造をアイアンと異質にしている要素のひとつにバンス(バウンス)があります。
ソールの下にある出っ張り部分のことで、その角度を示すバンス角が大きければ出っ張りが大きく、少なければ小さいです。
そもそもバンスは、バンカー脱出用に発明されたものです。
砂のやわらかいバンカーから打つ場合、ノーマルショットと同じように振るとリーディングエッジが砂に刺さってボールを前に飛ばせなくなります。
しかし、ソール部分に出っ張りをつければ、その出っ張りが砂に跳ね返ってヘッドが砂に潜らないのです。
砂が飛ぶ勢いを使ってボールを飛ばせます。
これはフェアウェイから打つ場合も基本的には同じです。
ロフトのあるウェッジは、アイアンと違ってリーディングエッジ(フェース先端の尖ったところ)から落ちると、ヘッドが地面に刺さりやすいのです。
ソールの下に膨らみがあれば、リーディングエッジから地面を離し、より広い面から入れることができますので、バンスがあると深く刺さらないのです。
バンス角の大きさはウェッジによって異なります。
小さいものだとバンス角7度以下(ローバンスといいます)、大きなものは11度以上(ハイバンス)といったところです。
バンス角8~10度(スタンダードバンス)が中程度です。
バンス角の選び方はスイングと密接な関係があります。
ダウンスイング時にヘッドの入射角がゆるやかで、ボールを払うように打つ人は、ローバンスがおすすめです。
ボールの下にヘッドを入れるためにバンスは小さい方がよいのです。
払い打つタイプのゴルファーがバンスの大きなウェッジを使うとトップをしやすくなります。
そしてトップを嫌がってスイングを調整すると今度はダフってザックリしてしまうという悪循環に入ります。
反対にダウンスイングでヘッドを上からおろし、ダウンブロー気味に打つ人にはバンスが大きなウェッジが合います。
ザックリをしないよう、バンスは多めの方がよいです。
しかし、バンス角については諸説あります。
スイングタイプに関わらず、バンス角が大きいものほどやさしく、バンス角が小さいものは、アプローチで様々な技を使う人用だという意見もあります。
実際に使ってみて結果がいいものを選ぶのがよいのですが、私の経験からいくと、払い打ちタイプの私にはローバンスのウェッジの方が使いやすく、結果がよいです。
ただし、バンカー用にはスイングタイプによらず、ハイバンスの方が使いやすいですよ。
ウェッジはネックの長さで選ぶ
ウェッジを選ぶ際は、ネックの長さにも注目しましょう。
ウェッジはアイアンの流れをくむクラブですが、アイアンより圧倒的にネックが長いのが特徴です。
ネックが長いとそれだけ重心がネック側に寄ります。
すなわち重心位置が高くなるのです。
重心高が高いクラブは、低重心に比べてボールが上がりにくくなります。
なぜ、ボールを上げたいウェッジが、ボールの上がりにくい作りになっているのでしょうか。
それは、重心が高くなるとボールが上がりにくいですが、バックスピンがかかりやすくなるのです。
重心位置より下でボールをヒットするとバックスピンがかかりやすくなります。
ウェッジはそれを利用するために、ネックを長くして重心位置を高めているのです。
ただし、いろんなウェッジを眺めていると、ネックが短いウェッジも存在します。
低重心設計のウェッジであり、ボールを拾うのには適したモデルですが、ネックの長いモデルのようなバックスピンはかかりません。
スイングタイプでいえば、アプローチでもターフをとる人はネックの長い高重心のもの、ボールだけクリーンに打つ人、払い打つ人はネックの短いものがあっています。
最後に
以上、ウェッジの選び方を紹介しました。
ウェッジ選びでは、ロフト角、バンス角、ネック長にも気を配る必要があります。
ショートゲームはゴルフで重要な部分ですので、自分に合ったウェッジを使えるよう、入念に選ぶようにしてくださいね。
それでは本日はこのへんで。
皆様のクラブ選びの参考に少しでもなれれば嬉しいです。
またお会いしましょう。
エウレカでした。